冬眠中の私

最近自宅療養中で、人に会わない日々。
さらに雨になるとお散歩できないので、
くうーん、と雨の空をお部屋で眺めています。
室内犬の気分です。
愛犬をもっと労わろうと思います。

さて、そんな私が日ごろ何をしているかというと、
2月はオリンピック漬けでした。

どの種目見ても泣いてます。
やっぱり人ががんばる姿って良い。

そして一番良かったのは他ならぬ荒川静香ちゃんの金メダルですが、
成田童夢の死ぬほど悔しそうだけど4年後を見据えた強いまなざしとか
※基本的には目立ちたがり屋だし好きではないのだが
トリノ後は結婚すると、甘っちょろいことを言っていた
安藤美姫が試合後に裏で「バンクーバーまでがんばる!」と
涙ながらに言っていたシーンが好きでした。

今回のオリンピックではなんだか
「楽しみたいです」と言っていた人が多くて、
確かに、メンタル対策としてそういう姿勢もありだし、
荒川静香選手はその対策がうまくいっていた良い例だけど
結果、日本人選手で上位入賞者はどんどん減っているわけです。

「楽しむ」という姿勢は大好きだけど、
と同時に自分のベストを尽くせなければ本当には楽しめないんじゃないだろうか。

結果を出せなかった選手たちにはベストを尽くせなかった悔しさがあってしかるべきだし
だからこそ成長してゆくんだと思う。
その悔しさが垣間見えた二人
(あ、上村愛子もだな。愛子ちゃんはとっても良く頑張ったと思うけど)は
荒川静香とまた違った意味で輝いて見えました。

そうこなくっちゃ!

それにしても荒川選手は気高く優雅で本当に美しかったですね。
sayuri」で中国人であるチャン・ツィイーになぜ日本人女優が
舞妓という日本が誇る職業の主役を奪われたか、
ということに関する記事を読んだことがありましたが、
彼女は日本人女優にないプロ意識と強さ、そしてアジア人としての誇りが
あったからだと書かれていました。

荒川静香もまさにプロ意識の高さとそして
アジア人、日本人としての誇りを持つ選手だと思います。
きっちりトレーニングしてきた自信と、メンタル面の強さと余裕。
本当にきれいだったなあ。

またトゥーランドットとシノワ襟の衣装がアジア人の美しさをさらに引き立ててましたよね。
ああゆうの、特に欧米人は好きなんだろうなあ。

私も自分のすべき事でベストを尽くし、日本人として誇りを持ちたい。
冬眠中ながら、オリンピックのおかげで心が熱い私なのでした。