「メゾン・ド・ヒミコ」

 公開中なので、詳細は控えますが。。。。
 ※でも楽しみにしている方はパスしていただいたほうがいいかも!
 
 ゲイの父親が経営するゲイのための老人ホームに
 父親の若い愛人(オダギリジョー)の誘いでアルバイトを始めるサオリ(柴咲コウ)。

 偏見/病気/死にもまれながら、複雑な三角関係に。。。。

 「ジョゼと虎と・・・」で犬堂監督ファンになったので
 楽しみに見ましたが、「ヒミコ」はこれはまた別の感じ、かな。

 「ジョゼ」が恋愛関係における、別離であるとしたら
 「ヒミコ」は人間が生きる上での別離について、というか。

 でも、共通する事は
 「親子」「恋人」「夫婦」様々な関係がある中で
 たとえお互いが「好き」であっても、
 「関係」が間違っている場合があると言う事。

 その切なさ、悲しさ。どうしようもなさ。複雑さ。

 でも、苦しんだとしても別の位置が自分にとってベストな場合がある。
 「ヒミコ」ではその点に救いや暖かさが描かれている気がする  

 ちなみに、オダギリジョーが死ぬほどカッコいいです。
 ゲイでもバイでもいいから、キスされたい!!って感じ。

 奇しくも「パッチギ!」にも出演・・・・。

 決して美形ではないけどカッコいい役者さんですよね。
 これからますます楽しみな一人。


 そして奇しくも、
 在日/日本人、ゲイ/ストレートと、
 アイデンティティーの違いをテーマにしているという点でも
 この2作品はつながっているんですねえ。